散歩と料理と小説と俳句と丸々
散歩は、糖尿病と心筋梗塞予後のためにしなくてはならないので、デジカメを持って我が家の近所を歩き回っています。 料理は、奥さんが働いているので夕飯を作ります。 小説は、夢を見続けて、小説家を目指しています。
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忌中。
実は、昨日17:00ごろ、二十年間家族だった猫が死にました。
すでに、老いさらばえており、ときどきは足腰のふらつきも見られましたが、9月9日になるまでは、二階から階段を降りて,私の処に甘えに来るほど、普通でした。
その日、次男がチャコの様子がおかしいと騒ぎだし、行き付けのペットクリニックに緊急搬送しました。
クリニックでは既にぐったりしていました。医師のの勧めで、入院検査、加療ということになり、彼女の闘病生活が始まりました。
検査の結果はその日のうちに判りました。
腎臓、膵臓、肝臓、胆嚢が炎症を起こしているとの結果でした。
リンゲルの点滴に抗生物質やステロイドが加えられます。
一進一退の小康状態が続きます。
毎日、午前中と夕方に様子を見に行きました。
ほとんど、眠った状態で細い足に点滴を受けていました。
家族会議で、何時退院させるかを話し合いました。
淋しい思いをさせて、延命するよりは、自宅で家族に見守られながら逝かせた方が良いのではとも考えましたが、急変はしないと言う医師の勧めで、入院治療を続けることにしました。
それは、ことによると、治るかも知れないと思ったからです。医師の説明にはその希望を抱かせるものがありました。
実際に、15日、16日には立ち上がって、身体の向きを変えるぐらいになっていました。
治る。そう信じ始めた矢先、クリニックから電話が入り、呼吸が止まったと告げられました。
病院に駆けつけると、医師が心臓マッサージを施術し、人工呼吸器がチャコの肺に空気を送っていました。心電図は医師のマッサージに反応してでこぼこを刻んでいきます。
医師が手を止めると、グラフも止まります。
「もういいです」
「残念ですが」
駆けつけた、女房と長男と次男と長女が呼びかけますが、返事はありません。
長女が静かに啜り泣いています。


IMGP0004.jpg
元気な頃。
サラリーマンだった私が帰宅すると、何時だろうが玄関まで迎えに出てきます。
彼女が迎えに出るのは,私だけだったようです。
二階の部屋までついてきて、足許にじゃれつきます。
夏だと、扇風機のスイッチを爪で入れてくれます。
「チャコちゃん、暑い、扇風機つけて」
足を微妙に動かして、スイッチを探り、扇風機が回り出すまで爪を立てています。
扇風機のスイッチはチャコの爪痕でぼろぼろです。
「しっぽ、ちょうだい」と言うと、しっぽを立てて、私の前に立ち止まります。
朝は早くから家族の処を回り、顔を舐めたり、鼻を囓ったりして起こします。
「おはよう」と、言うと、
「にゃああおおう」と、言います。
私には「おはようと」聞こえます。
「チャコがしゃべったよ」

寝るのは、次男のベッドか長女のベッドの上と決めているようでした。

これは、彼女が元気で冴えていた頃の話です。
ここ数年は、呆け始めたのかいろんなことをやらなくなりました。

家中に彼女が残した爪痕があります。
天上近くまで壁紙がぼろぼろです。
子供の頃、彼女は壁のクロスを天上まで登っていたのです。
3000万円で建てた、新築の家が、見る間にぼろぼろになっていきます。
「だれだ、こんなの拾ってきたのは」
大声で、怒鳴ったこともありました。

そう,そう言えば、若い頃、何度か、彼女は空を見たくなったのでしょう。
家中探しても見つからないときがありました。
そんな時は、決まって、隣のうちの縁の下で、か細く鳴いていました。
空を見に家を出たのに、見慣れない外の景色に恐れを為して、縁の下に逃げ込んだのでしょう。

おい、今度は、どこで鳴いているんだい。
どこを、捜せばいいんだい。
透明猫さん、教えておくれよ。


IMG_0004.jpg
最近は、食が細くなり、痩せて小さくなってしまいました。


KIF_28.jpg  KIF_26 2  IMGP0072.jpg

IMGP0058_20080917042603.jpg  IMGP0048_20080917042549.jpg  IMG_0003.jpg

IMG_0002.jpg  IMGP1773.jpg  IMGP1772.jpg

IMGP1776.jpgIMGP1775.jpgおい、ちゃこ、何処に行くんだ。


IMGP1774.jpg

IMGP1648.jpgおい、ちゃこ、身体が透けて見えるぞ。

彼女は、秋の空に昇っていきました。




【2008/09/17 04:36】 | 冠婚葬祭 | TRACKBACK(0) | COMMENT(2)
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この記事に対するコメント
チャコのやせ衰えていく中でも,毅然とした表情が,きんさんのカメラで優しく捉えられています。
ご家族の全員に愛されて,20年という奇跡的な長命をいきた,チャコは幸せだったことでしょう。

身体が薄くなって消えていく画面は,いい映画を観た時のような感動を覚えます。

家中のひっかき傷は,チャコの,そして,きんさんのご家族の歴史の跡です。

きんさん,チャコのために,短編小説を書いて欲しいなぁー。
画像は,きんさんが撮った一連のがあるし,きっと素晴らしいドキュメントが出来るはずです。
【2008/09/18 17:55】 URL | 陰丸 #qImZ8dwg [ 編集]

陰丸さん、ありがとうございます。
短編ですか、頑張ります。
そろそろ、お尻に火を点けないと、何も残さず消えてしまいそうなので、頑張ります。
【2008/09/18 18:17】 URL | きんさん #- [ 編集]


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